いつもブログをご覧くださり、ありがとうございます。
私は普段、Macに2枚の外部ディスプレイを接続し、クラムシェルモードで作業しています。
Webサイトの制作やシステム開発など、複数のプロジェクトを並行して進めることが多く、ChromeやVS Code、PhpStormなど、さまざまなアプリケーションを同時に起動しています。
そのため、作業するプロジェクトを切り替えるたびに、必要なウィンドウを探したり、配置し直したりすることがありました。
そこで今回、macOSに標準搭載されている「Mission Control」と、ウィンドウ管理アプリ「Rectangle」を組み合わせて、作業環境を整理してみました。
実際に使ってみると、想像以上に快適だったので、設定方法と活用方法をご紹介します。
目次
Rectangle に関する以前のブログ
今回の作業環境
今回使用している環境は、以下のとおりです。
- パソコン:Apple M3 MacBook Pro(クラムシェルモード)
- 外部ディスプレイ:HP E232 × 2台
- OS:macOS
- ウィンドウ管理:Rectangle
- 作業アプリ:Google Chrome、VS Code、PhpStormなど
Mac本体のディスプレイは閉じて、2枚の外部ディスプレイで作業しています。
Mission Controlとは?
Mission Controlは、macOSに標準搭載されているウィンドウ管理機能です。
現在開いているウィンドウやデスクトップを一覧表示し、作業するデスクトップを切り替えることができます。
また、macOSには「Spaces」という仮想デスクトップ機能があります。例えば、以下のように作業内容ごとにデスクトップを分けられます。
- デスクトップ1:通常業務、メール、ChatGPT
- デスクトップ2:プロジェクトA(Chrome、VS Code)
- デスクトップ3:プロジェクトB(Chrome、PhpStorm)
これにより、プロジェクトごとにウィンドウを整理でき、作業の切り替えがスムーズになります。
2枚のディスプレイを1組のデスクトップとして利用する
今回、特に便利だと感じたのが、2枚の外部ディスプレイを1組のデスクトップとして扱う設定です。
当初は、左側のディスプレイでデスクトップ1を表示していても、右側には別のデスクトップのChromeウィンドウが表示されるなど、思うように管理できていませんでした。
これは、macOSの「ディスプレイごとに個別の操作スペース」という設定が関係していました。
設定方法
- Macの「システム設定」を開く
- 「デスクトップとDock」を選択
- 「Mission Control」の項目までスクロール
- 「ディスプレイごとに個別の操作スペース」をオフにする
- Macからログアウトし、再度ログインする
この設定により、2枚のディスプレイをまたいで、1つの操作スペースとして扱えるようになります。
例えば、デスクトップ1では左画面にChrome、右画面にVS Codeを配置し、デスクトップ2では別のプロジェクトのChromeとPhpStormを配置する、といった使い方ができます。
デスクトップを切り替えると、2枚のディスプレイの作業環境をまとめて切り替えられます。
※この設定をオフにすると、ディスプレイごとに異なる操作スペースを独立して切り替えることはできなくなります。また、アプリのフルスクリーン表示やSplit Viewなどの動作にも影響するため、ご自身の使い方に合わせて設定してください。
Mission Controlをキーボードで操作する
Mission Controlは、マウスやトラックパッドでも操作できますが、キーボードショートカットを覚えるとさらに便利です。
Mission Controlを表示する
Control + ↑
現在のデスクトップで開いているウィンドウを一覧表示できます。
デスクトップを切り替える
Control + ←
Control + →
これらのショートカットで、左右のデスクトップに移動できます。
実は、デスクトップを切り替えるだけなら、Mission Controlを表示する必要はありません。
普段の作業では、Controlキーと左右の矢印キーだけで切り替える方が簡単です。
Mission Controlを閉じる
Esc
Mission Controlの表示を終了し、デスクトップに戻ります。
指定したデスクトップに直接移動する
Control + 1
Control + 2
Control + 3
このように、番号を指定してデスクトップを直接切り替えるショートカットも利用できます。
利用するには、以下の設定を確認してください。
「システム設定」→「キーボード」→「キーボードショートカット」→「Mission Control」
「デスクトップ1へ切り替え」などの項目を有効にします。
※ショートカットの割り当ては、macOSの設定や利用環境によって異なる場合があります。
デスクトップの並び順を固定する
複数のデスクトップを利用する場合、ぜひ確認しておきたい設定があります。
「最新の使用状況に基づいて操作スペースを自動的に並べ替える」
という項目です。
この設定がオンになっていると、アプリケーションの使用状況によってデスクトップの順番が変わる場合があります。
例えば、デスクトップ2をプロジェクトA、デスクトップ3をプロジェクトBとして利用していても、並び順が変わってしまうと不便です。
そこで、以下の設定を行います。
- 「システム設定」を開く
- 「デスクトップとDock」を選択
- 「Mission Control」の項目を確認
- 「最新の使用状況に基づいて操作スペースを自動的に並べ替える」をオフにする
これで、デスクトップの自動的な並べ替えを防ぐことができます。
Rectangleとは?
Rectangleは、Macのウィンドウをキーボードショートカットなどで配置・サイズ変更できるアプリケーションです。
公式サイト:
https://rectangleapp.com/
例えば、次のような操作ができます。
- ウィンドウを画面の左半分に配置
- ウィンドウを画面の右半分に配置
- ウィンドウを最大化
- ウィンドウを別のディスプレイへ移動
私自身、Rectangleは以前から利用していました。
特に、2枚の外部ディスプレイを使用している環境では、ウィンドウを別のディスプレイに移動できる機能が便利です。
マウスでウィンドウをドラッグする必要がなく、キーボード操作で配置を変更できます。
なお、Rectangleのショートカットはカスタマイズできるため、具体的なキーの組み合わせは各自の設定によって異なります。
Mission ControlとRectangleを組み合わせる
今回、最も便利だと感じたのは、この2つの機能を組み合わせた使い方です。
それぞれの役割を整理すると、以下のようになります。
| 機能 | 主な役割 |
|---|---|
| Mission Control / Spaces | プロジェクトごとに作業環境を分離する |
| Rectangle | ウィンドウの配置やサイズを調整する |
| Control + ← / → | デスクトップを素早く切り替える |
例えば、プロジェクトAでは、左側のディスプレイにChrome、右側にVS Codeを表示します。
プロジェクトBでは、左側にChrome、右側にPhpStormを表示します。そして、プロジェクトを切り替えたいときには、Controlキーと左右の矢印キーでデスクトップを移動します。各デスクトップ内でウィンドウの位置を変更したいときには、Rectangleを使います。
この組み合わせによって、プロジェクトの切り替えとウィンドウの整理を、ほとんどキーボードだけで行えるようになりました。
まとめ
今回は、MacのMission ControlとRectangleを組み合わせて、複数プロジェクトの作業環境を整理する方法をご紹介しました。
今回の設定で特に効果を感じたのは、以下の点です。
- 2枚の外部ディスプレイを1組のデスクトップとして利用できる
- プロジェクトごとに作業環境を分離できる
- キーボードショートカットでデスクトップを素早く切り替えられる
- Rectangleを使ってウィンドウの配置を簡単に変更できる
- デスクトップの並び順を固定することで、作業環境を管理しやすくなる
これまでもRectangleを使ってウィンドウの配置を工夫していましたが、Mission Controlと組み合わせることで、さらに快適になりました。
Macで複数のプロジェクトを並行して進めている方や、外部ディスプレイを複数台使用している方は、ぜひ一度試してみてください。

