目次
よくあるご相談です。
「お願いしたらどれくらいの金額が必要なのでしょうか?」
「ホームページ制作費用で、見積してもらったら180万円と言われました。これって妥当な金額でしょうか? 高すぎのような気がしているのですが。」
このお仕事をしているとこういった相談を受けることがあります。しかし、上記の質問だけでは、答えられない、というのが私たち、制作者(専門業者)の本音です。
身近な例え話
それはなぜか?
例え話がわかりやすいと思いますので、クルマに例えてみましょう。
「ディラーの営業担当の方が持ってきた見積書を見たら、250万円だった。これって高いですかね?」
このように友人に言われたらどう答えますか?
それって、「新車?中古車?」、「メーカーは?車種は?」、「オプションは付けたの?」って突こんで聞きたくなりませんか?
250万円の価格が高い or 安い、というのは、人によって判断が異なると思います。
「いやー実は1台はクルマを持っていて、奥さんが子供の送り迎えや買い物用にもう1台買いたいと思って。奥さん、最近ほとんどクルマに乗っていないのに、気になっている車種があるらしくて、新車の見積書を取ったんだけど。」
と家族状況、背景、用途を聞けば、もう少し皆さんもアドバイスできるのではないでしょうか?
ホームページ制作やシステム開発もこれと同じことが言えます。
ホームページ制作で言えば、業種、ビジネスモデル、依頼する会社の営業戦略などと密接に関係します。さらには、数ページのホームページと数百ページが必要になるメーカーや商社のホームページでは作業ボリュームも異なります。
個人客を対象とし、お客様に来店してもらって初めて商いが成立する店舗型経営の会社と、B to Bのビジネスモデルの製造業の会社では、そもそもホームページの役割は異なります。
また、私たち、専門家の常識ではホームページとは会社のコーポレートサイトや製品・サービスのサイトのことで、ECサイト(ショッピングカートが付いたオンライン決済システムができるサイト)や会員サイト(会員毎にログイン機能を持たせ、専用ページを提供する仕組み)とは区別しますが、依頼する担当者がITやWeb詳しい方でない場合、混同されている場合もあります。
いずれにしても、「もう少し詳しく聞かせてください。」と返答し、依頼主の方が何を求められているか、その依頼企業が置かれた状況などヒアリングしないと、概算見積の金額もわからないというのが本音なのです。
そして、お気づきの方もいるかもしれませんが、そのように自社の状況、依頼背景、スケジュールなどの情報を伝えないまま、安易に複数の業者に相見積を取ることに意味がないと言えます。いや、むしろ見積金額の高い・安いの判断だけに気を取られてしまい、「安かったから」という理由だけで制作会社を選び、自分の希望する機能やデザインを実現できず、失敗した!とい後悔するお声を少なからず聞きます。
悩んでいる場合には
もし、このようなお悩みをお持ちの方がこの記事を読んでいただいているならば、ぜひ自分が詳しい分野、身近な分野に例えて一度考えてみてください。
そして、相見積の段階で悩んでいる場合には、見積条件が同じなのか、もう一度確認することをお勧めします。
もしご自分の判断に自信がない、身近にITやWebに詳しい方がいない場合には、相談のみでも少しのお金を払って、第三者のアドバイスをもらってください。
相談のみでお金を支払う必要があるのか?と思われる方もいるかもしれませんが、相談のみであれば、数千円から数万円で専門家に相談できます。
ホームページやシステムの開発費は数十万円から数百万円ですから、安易な判断で貴重な会社の予算を無駄にしないでください。
もし当方に相談して話を聞いてみようかな、という方はぜひお問い合わせ、お待ちしております。
お問い合わせはこちらから
連絡先:050-5050-2860