ブックレビュー: 中小企業のためのクラウド導入の手引

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導入効果がわからないという方におすすめです。

新しい書籍の中で気になったものがありましたので、この記事で紹介します。

中小企業のためのクラウド導入の手引


中小企業のクラウド導入を成功に導くための指南書ともいえる内容で、クラウドサービスの導入効果を得るためにはどういう取り組みが必要なのかを解説されています。

目次

  • 第1章 クラウドプランニングを始める前に
  • 第2章 働き方改革×クラウド
  • 第3章 事務手続き×クラウド
  • 第4章 サブスクリプション×クラウド
  • 第5章 AI×クラウド
  • 第6章 モバイル×クラウド
  • 第7章 ITサービスのインシデント事例
  • 第8章 クラウドプランニング
  • 第9章 クラウドプランニングの運用サイクル
  • 第10章 システム領域ごとのおすすめITサービス
  • 第11章 その他中小企業に便利なクラウドサービス

    インプレスR&Dのページより

洗練された業務プロセスをすぐに安価にてに入れることができる。

私がこの本の中で、最も価値があるかな、と思った部分が、第1章 クラウドプランニングを始める前にの「クラウドの付加価値を考える」の節です。

はじめてクラウドサービスを利用する中小企業は、基本的な使い方を習得することが重要と指摘されています。
それは、大企業がITコンサルタントを雇って、数千万円、数億円の多額の費用を支払って最適化するような業務プロセスをすぐに手に入れられることを意味します。このメリットを享受するためにある程度は今までの業務プロセスの固定観念を捨てて、クラウドサービスに合わせていくことも重要です。と述べられています。

この部分、私も完全に同意見です。
私自身の経験の中でもクラウドサービス (少し前はパッケージソフト)の機能が自社の業務要件に完全に適合しないからという理由で、独自開発やカスタマイズにこだわるケースが時々ありました。

しかし、クラウドサービスも提供するベンダー側は多数の開発者を常時雇用し、日々機能改善を続けています。数ヶ月先には標準機能として提供される場合もありますし、自社が検討していたよりもっと便利な機能が実装されることも珍しくありません。
加えて、中小企業ではカスタマイズしたり、独自開発した場合、初期費用は支払えても、高額な保守費用を支払えないというケースも往々にしてあります。
その場合は、システムは塩漬けになってしまい、後々大きな問題となります。

電子書籍でも読めます。

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