X-T9 のリポジトリにプルリクエストを送ってみたよ!


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こんにちは。浅川です。
いつもブログをご覧くださいまして、ありがとうございます。

この記事は「Vektor WordPress Solution Advent Calendar 2024」の12月18日の記事になります。

前回の記事、Ikuko Kanada さんの「WordPressで簡単!プロジェクト立ち上げ」より、バトンを繋いでいます。まだご覧になられてない方はぜひご覧ください。

プルリクエストを送って開発に参加できる

2024年になってから本格的にブロックテーマ「X-T9」を使い始め、このサイトも「X-T9」でリニューアルしています。その時のエピソードに関しては、12/3のブログ記事「2024年に事業サイトを「X-T9」でリニューアル、その感想。」で書いておりますので、良かったらご覧ください。

さて、テーマを使っていると、ふと気がついたことがありました。

ブログ一覧ページ、ページネーションのボタンが重なっている?

あさかわ

でもこれなら、自分でも修正コードが書けそうだ!と思いました。

皆さんご存知の通り、WordPress は コア(本体のこと)は、オープンソース(OSS)としてソースコードが公開されていますし、テーマやプラグインについても作者の方がリポジトリを公開してくださっていることが多いです。
つまり、テーマだったり、プラグインがGitHubなどのリポジトリでソースコードが公開されていてユーザー(この場合、浅川が)が不具合報告や機能改善提案などで、開発に参加することができます。OSSの素晴らしいエコシステムの仕組みですよね。

※2024-12-18・追記:上記のOSSのソースコードの公開の仕組みに関して私の理解不足による記述があったため、修正しました。

私自身もシステムエンジニアとして普段はお仕事をしていることもありますので、利用するユーザーの立場だけでなく、開発にも参加して自分ができる範囲で貢献をしていきたいと思っていました。

GitHubでプルリクエストを送るまでの流れ

WordPress やベクトルさんのテーマ・プラグインに限らず、広くOSSでのコントリビュート全般でのお話になりますが、以下のような流れになります。
なお、アドベントカレンダーを期日通りに公開することを優先したいため、今回は大まかな流れだけを説明します。詳細に関しては後日書きたいと思っています。

前提条件:GitHubのアカウントをあること、GUIツールあるいはコマンドラインでGitの操作を行えること。

  1. OSSのリポジトリ(今回の場合には、X-T9)をForkして自分のGitHubアカウント配下にリモートリポジトリを作成
  2. Forkしたリポジトリのローカルにクローン
  3. ローカルでコードを修正する
  4. 自分のリモートリポジトリCommit & Push
  5. プルリクエストを提出する

ちなみに、どんな修正をしたのか?

.wp-block-query-pagination-next というクラスに margin を0.5em追加しました。

ちなみに、margin というのは、CSSのプロパティーで要素の外側に余白を挿入する機能です。
なお、今回、私が手を加えたコードはたったこれだけです。

色々と調整してもらいました。

プルリクエストは送ることができましたが、これをマージ(取り込む作業のこと)がすぐにできるかというとそれはまた別の話です。
私のプルリクエストは一旦マージしてもらいましたが、それだけではやはり不十分で色々と考慮しなくてはいけない部分が他にもたくさんありましたので、開発者の石川さんやトリさん、久納さん、ベクトルのメンバーの皆さんが他の部分を調整してくださいました。

  • ページネーションの「Next」ボタンだけでなく、「Prev」ボタンも同様に余白が必要
  • 投稿のコメントにもページネーションがあり、そちらも考慮する必要あり

最終的には、X-T9のバージョン1.28.0 としてリリースされました!

めでたし、めでたし。
やっぱりプルリクエストがマージされるというのは何度経験しても嬉しいですね、笑。

GitHubのX-T9のリポジトリにもContributorsの一員になっています💦

まとめ

年末の時期の大変お忙しい時期だったのに…..
送ったイシューとプルリクエストを確認していただき、おそらく他の業務もたくさんあった状況で、差し込みの形となってしまい、恐縮です。
修正版をリリースまでご対応いただいてありがとうございました😃

明日は、くーつさんが今回初めてアドベントカレンダーに挑戦してくださるようですので、お楽しみに!

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